鍼の始まり

石器時代の鍼ってどんなものでしょうか?

最初の鍼は【石】と言われています。石器時代の人類が発明したものです。

石の尖った部分を皮膚にあてたのが鍼治療の始まりと考えられています。

その頃は鍼を作る技術もなく、腰とか足との痛む部分に偶然あてたら痛みが軽くなった。なので石を充てるようになったのですね。

また、さらに尖ったもので膿を出すこともあったそうです。

 

氷河の中から発見された原始人で【アイスマン】と呼ばれているミイラがいます。

【アイスマン】にはいくつかの丸い入れ墨があったそうです。(こんな感じの)→●

最初、学者たちはなんのための入れ墨か分からず議論を重ねました。

すると、あるドイツ人の学者がツボの位置に似ていると言ったのです。

早速現在のツボのマップと重ねてみると、腰痛や膝の痛みに使うツボと驚くほど一致したのです。

このことからも、原始人が腰痛などにツボや石を使っていたことが分かります。

 

昔は体が使えなくなると死に直結します。なので、痛みを取ることの出来るツボを忘れないために入れ墨をしたのでしょうね。